多摩川電子の検査について

2022.07.22

今回は品質保証部が、当社で行われている検査を紹介いたします。

多摩川電子で行われる検査
 当社の主製品は、公共インフラに使用され、24時間(365日)常に動作保証する信頼性の高い製品であり、ミスが許されないことから当社製品をご使用されるお客様に確実な製品をお届けするために、当社では訓練された検査員が様々な検査を行っています。

当社で行われている検査の種類
 ・ 部品受入検査:部品が要求通り正しく作られているかの検査
 ・ 組立、配線検査(受入検査):通電試験を行う前に、正しく組立配線が行われているかの検査
 ・ 中間検査:電気調整などを行った後に実施される内部の出来栄えや異常の有無を確認するための検査
 ・ 電気特性試験:電気的特性が要求仕様に対して満足しているかの検査
 ・ 出荷検査:最終的な出来栄えや外観など、お客様の目に留まる部分の検査

 当社では検査を『ある規格に照らして適・不適、異常の有無などを調べること』と定義しており、そのために社内標準や規格、製品個別の規格を確認しながら、製品の健全性を担保すべく、日々検査業務にあたっています。

 今回はその中でも中間検査部品受入検査をご紹介したいと思います。
 当社の中間検査は教育訓練を受け、専用の試験『製品内部検査資格』に合格した品質保証部員が行うことができる検査です。
 動作確認、設計要求の確認だけではなく出来栄えの確認に至るまで原則全数検査を実施しており、高い検出能力を誇っています。
 中間検査担当の検査員は一般社団法人日本溶接協会主催のマイクロソルダリングインスペクタ資格を取得しており、はんだ付けの品質についても知識と不適合の検出力は共に高い水準を有しています。

 また、部品受入検査については、当社では全箇所寸法測定、外観ランクによっては全数目視検査を行い、お客様の要求に合致しているか、日々検査しています。
 もちろんこの部品受入検査を行う検査員も『部品受入検査試験』に合格した品質保証部員が担当しており、日々厳しい目を光らせています。

品質検査

 なお、弊社ではその検査のほとんどを正社員が行っています。
 正社員として専門教育を受け、日々研鑽を積むことで高い検出能力を維持しています。
 また、検査以外の品質保証業務を通じ、製造工程にも造詣を深めており、検査結果を工程にフィードバックすることで検査で流出を防ぐだけではなく、製造時に不具合の発生しない工程づくりに貢献しています。