資格取得の効果について
2022.10.14
今回は品質保証部が、当社で行われている資格試験を紹介いたします。
資格制度がなぜ必要なのか
無免許のお医者さんに手術されるのは怖いですよね?
無免許ドライバーの車に乗るのも怖いですよね?
言い換えると、いくら技術があっても無資格の「自称プロ」の方は信頼できないということです。
資格を持っているというのは、一定水準以上の技術を保有しており、決められたことを守りながら、仕事を遂行してくれますので安心して任せられます。
お客様の信頼を得るためにも資格制度はとても大事なものとなります。
多摩川電子の資格について
当社主製品は、公共インフラに使用され24時間365日フル稼働と厳しい条件であり、事故が許されない製品を扱っております。
そのため、当社では製造・検査に携わる者は、訓練され社内資格を取得した作業者が業務に従事しております。
認定資格は一度試験に合格したら終わりではなく、定期的に更新試験(実技、学科)を実施し常に一定水準以上の力量を有する資格制度となっております。
多摩川電子で規定されている資格種類と資格取得の効果
・ 鉛フリーはんだ付け・・電子部品のはんだ付けを行うために必要な資格
力量に合わせて上級・中級・初級とクラス分けを行っています。
上級ですと、0603サイズの部品を手はんだで状態良く作業を行うことが可能です!
クラス分けを行うことで個人の力量(得手・不得手)が見える化し、教育・自己研鑽に役立っています。
力量が明確化することで、力量に応じた作業の依頼が可能になり不具合の発生が抑えられます。
・ 製品内部検査・・製品の内部状態(はんだ付け、組立配線状態等)を検査するために必要な資格
当社の主製品は公共インフラ等で使用されることから1つの検査ミスも許されない製品となっております。
そのため当社では検査員だけではなく、製造に携わっている作業者も製品内部検査認定資格を取得しております。
資格を取得していることにより検査工程で気づくのではなく、作業後の自己チェック、もしくは作業中に異常かどうか気付く事が出来るようになっております。
作業者が自己チェックを行った後に、専属の検査員による検査を行っていますので不良の後工程への流出を防ぐことが出来ています!
・ 製造技能者・・製品の組立作業を行うために必要な資格
製造技能者認定資格は協力会社様にも取得をしていただいております。
図面を読み取り、正確に組立配線ができることはもちろん社内標準についての知識も必要になってきます。
資格を取得していただくことで、協力会社様についても知識・技術を一定水準以上を維持できます。
結果、取得された協力会社様については多摩川電子と同等の品質で作業が行うことが可能となります。
上記で挙げた資格以外にも電気性能検査、内部品質・環境監査、設計及び設計検証、出荷検査、ボンディングといった社内資格を認定しており、公共インフラ、5G通信、宇宙分野からFA・各種試験設備まで、先端技術分野で活躍できる品質の維持に貢献しています!
お客様から多摩川電子で生産している製品なら安心!!そう思っていただくために我々多摩川電子品質保証部では、資格制度を始めとした活動を行い品質の向上に日々取り組んでおります!!