周波数の割り当てについて

2022.12.09

今回は営業部が周波数の割り当てについて紹介いたします。
以前、高周波とは、電波、音波など、波形を構成するスペクトラムのうち比較的周波数の高いものを指すものであり、身近なものではスマートフォン、テレビやラジオに利用されていると説明いたしました。

では、各製品(スマートフォン、テレビやラジオ等)で使用する為の電波はどの様にして決定しているのでしょうか。テレビを例として挙げると、放送局が好きなように送信できる電波を決定してしまうと、電波干渉が発生して見られないチャンネルが出てしまいます。

そのような事が発生しないように、総務省管理の下、周波数毎の特徴を加味した割り当てが行われています。
割り当ては、特定の帯域での混雑防止や利用目的の混在防止等を目的として、製品や使用用途で周波数を決定しています。
例えばテレビやラジオは30MHz~300MHzの超短波VHFという帯域、パソコンやIoT機器で使用される無線LANは極超短波UHFという帯域、スマートフォンの5G回線は3GHz~30GHzのマイクロ波SHFという帯域を使用しています。

周波数の割り当てを行い、管理することで、我々が身近に使用する製品が問題なく使用できる環境が実現しております。

新たな分野の事業が展開された場合、新規に周波数が割り当てられる場合がある為、当社でもお客様の要望に柔軟にお応え出来るよう、日々研究開発などの取り組みを行っております。