海外調達について
2023.10.26
今回は、調達部から海外調達についてご紹介させていただきます。
当社は、Beyond5G関連など社会インフラの一端を担う企業として海外調達では以下の点に気を使いながら部材調達を行っております。
言 語
海外サプライヤー様のほとんどが英語でコミュニケーションをとっています。
サプライヤー様の担当者と当社社員がお互いに第二外国語でコミュニケーションをとらなければならない事も多々あります。
交渉においては日本語同士でも時には誤解や意思疎通がうまくいかないこともある為、
海外調達ではよりコミュニケーションには気を付ける必要があります。
政治体制、文化、宗教
日本と違い多くの国は多民族国家で、1つの国の中に様々な文化・宗教が混在しています。
時には日本の常識は世界の非常識という事も珍しくありません。
様々な背景を持つサプライヤー様とビジネスを円滑に進めていくために、
当社の海外バイヤーは調達先の文化・宗教なども勉強して理解を深めています。
QCDに対する考え方(特に品質に対する意識が異なる)
日本のサプライヤー様はおしなべてQCDの意識が高いことが多いのですが、
同じような要求を海外のサプライヤー様にすると驚かれることもしばしばです。
特に社会インフラ製品としての当社の高い品質要求に答えられる海外サプライヤの選定、条件検討などに日々邁進しております。
時 差(コミュニケーションにタイムラグが生じる)
電子メールの普及で世界は狭くなりましたが、時には顔を合わせての打合せが必要になる場合があります。
世界には大きく3つの時間帯があると思っています。日本時間、日本の深夜時間、日本の早朝時間。
いつも当社の都合のよい時に必要なコミュニケーションが取れるとは限りません。
関係部署の助けが必要な打合せなどは関係部署の担当者にも深夜、早朝に打ち合わせに参加してもらい一丸となって対応しております。
為 替(20%程度随時変動する)
為替は生き物です。
常に変動する前提でリスクを最小限に抑えるよう日々の変動を注視しています。
海外から安い製品を仕入れるだけでなく当社の購入の仕組みの改革にも取り組み、原価低減する事で製品の販売価格低減に取り組んでまいります。