CASEFA(EMC試験設備)

光給電ROF(トランスミッタ)

【電波吸収帯】
光ファイバは極めて伝送損失が低いため、高周波(RF)信号も損失なく伝送でき、電波に影響を与えません。また、トランスミッタは小型のため低擾乱性に優れています。 電波吸収帯の評価では、吸収率を評価するために高いダイナミックレンジが必要であり送信アンテナと受信アンテナ間のアイソレーションを高くすることが重要となります。光伝送技術を使用することで、より理想的な測定環境を構築する事ができます。

適用事例の構成

電磁波吸収帯評価

電磁波吸収帯評価

実績ブロックの機能

光給電RoFトランスミッタは、トランスミッタとコントローラから構成されており、トランスミッタとコントローラは光ファイバで接続されています。コントローラ(LD、LNA)は、入力したRF信号を電気/光変換し光ファイバに出力します。トランスミッタ(PD)はコントローラからの光RF信号を受信しRF(電気)信号に変換し出力します。また、トランスミッタを駆動するための電力は、コントローラ(光源)からの光エネルギーを光ファイバを介し、電力供給します。

 

光給電RoFトランスミッタの構成

 

光給電RoFトランスミッタの構成

 

主要性能

項目仕様
周波数範囲100kHz~6GHz
RF最大出力レベル-10dBm以上
周波数特性±6dB(100kHz~6GHz)
RF出力高調波歪10dBc以上(RF入力-10dBm)/td>
光伝伝送距離100m以上
イメージ画像

光給電RoF給電トランスミッタシステムの伝送特性

10kHz~10MHz

10kHz~10MHz

 

10MHz~20GHz

10MHz~20GHz

 

 

広帯域:6GHz
高絶縁・低擾乱

(左)トランスミッター、 (右)コントローラ

(左)トランスミッター、 (右)コントローラ