衛星地上局用光リンク
衛星放送(BS、CS)など宇宙からの電波を地上のリモートアンテナで受信し、ダウンコンバート(周波数変換)しIF信号を局舎(受信機)に伝送します。
アンテナ→局舎間は数百m~数キロm離れており同軸ケーブルでは損失が大きいため、光ファイバを用いた光伝送装置【RoF】を使用します。
ブロック概要
光伝送装置【冗長構成】
実績ブロックの機能
衛星IF信号を受信し、分配器(HYB)により2系統のE/OコンバータにIF信号を入力し光信号に重畳させ光出力する。光ファイバにより光信号を伝送し、O/Eコンバータにより光信号をIF信号に変換する。復調したIF信号は同軸切替器(RF SW)により片系を選択し出力する冗長構成としています。
主要性能例
■RF部- 周波数帯 950MHz~1950MHz
- 伝送利得 0dB
- 帯域内振幅偏差 3dB以内
■光部
- 光波長 1.31μm(1.55μm対応可能)
- 光変調方式 アナログ光変調
- 光ケーブル シングルモード(SM)
(左)外観、(右)モジュール
特徴
- 19インチ標準架に搭載可能(高さ:2U)
- 光変換部、電源部は現用・予備の全2重構成
- 光ファイバー伝送により外来ノイズに強い(避雷対策)
- 送信局側(E/O盤)のTOTAL ALM信号を受信局側(O/E盤)に アラーム転送可能