CASE公共社会インフラ(放送設備)

AM/FMラジオ再送信システム

AM/FMなどのラジオ電波を、地下通路(地下鉄)やトンネル内部に再配信するために再送信装置を使用いたします。FMはLCX(漏洩同軸ケーブル)を送信アンテナとして使用しますが、LCXは伝送損失が大きい為、長いトンネルでは光中継を使用しており、各駅の構内及びトンネル内部での車内にてラジオをお楽しみいただけるとともに、緊急時の迅速な情報収集等が可能になります。当社では、光中継に使用されるRoF(※)を、はじめとした送信アンプ・受信アンプ・分配器等の高周波製品のご提供しております。

(※) RoF : Radio On Fiber

AM/FMラジオ再送信システム

ブロック概要

ラジオ再放送 イメージ図

ラジオ再放送 イメージ図

 

システム 系統図

システム 系統図

実績ブロックの機能

屋外に設置された空中線からの受信アナログ信号は、受信空中線にて各放送局からの受信レベルを増幅します。次にE/O変換器にて光信号に変換し送信局側へ光ファイバーにて伝送されます。
送信局では、光分岐し再送信機へ入力され、他方は次の送信局まで光伝送されます。
再送信機ではO/E変換器でアナログ信号に戻され、受信部で指定放送波を選択・増幅し、IF信号に変換出力します。次にIF信号は、再放送波に変換し、電力増幅器にて所定の電力まで増幅されます。その後、指定CHを混合し 空中線部へ出力します。

 

主要性能(AM用)

  • 受信局 最大 6局
  • 受信周波数 531KHz~1602kHz
  • アンテナ利得 20dB以上
  • 送信出力 最大20W(CHあたり)

 

■E/O O/E 光伝送
  • 光波長 1.3μm
  • 光変調方式 アナログ光変調
  • 光ケーブル SM
E/O変換器、O/E変換器、6波出力混合器

(左)E/O変換器、(中)O/E変換器、(右)6波出力混合器

 

トンネル内 再送信システム

トンネル内 再送信システム