CASE官公庁(搭載機器)

チューナブルフィルタ

地上設置無線機等に使用される通過及び減衰帯域を可変できるバンドパス型/バンドリジェクション型のチューナブルフィルターです。周波数固定フィルタでは対応ができないシステムにて、任意の周波数で妨害波や不要波を除去、又は測定することが可能です。また、モーター制御や電圧制御の対応が可能であり、用途に合わせて様々なご提案が可能です。

ブロック概要

実績ブロックの機能

チューナブルフィルタは、『手動可変』、『自動可変』の2種類から選択できます。また、『自動可変』は、『モーター制御』、『電子制御』の2種類から選択可能です。
  • 手動可変 オクターブ周波数で可変できるバンドパスフィルタです。ツマミを回すことにより、周波数を任意に設定することができます。
  • 自動可変(モーター制御) フィルタを自動制御することにより、外部からのコントロールが可能です。モーターを用いた機械制御式で、バリアブルコンデンサを用いることにより、高電力で使用することができます。
  • 自動可変(電子制御) フィルタを自動制御することにより、外部からのコントロールが可能です。電子制御式により高速で周波数設定が可能です。

主要性能

  • 手動可変
    • 対応可能周波数:30~1000MHz(指定のオクターブ周波数)
    • 3dB帯域幅 :約2~4%
    • 帯域外減衰量:fo/1.2、fo×1.2にて40dB以上
    • 許容電力 :50W max
  • 自動可変(モーター制御)
    •  対応可能周波数:100~3000MHz
    •  挿入損失(f0):約2.0dB~3.0dB
    •  帯域外減衰量:f0±25MHz~±50MHzにて40dB以上
  • 自動可変(電子制御)
    •  周波数帯域:230~450MHz
    •  3dB帯域幅 :約8%
    •  帯域外減衰量:fo±12%にて40dB以上
    •  許容電力 :10W max
    •  応答速度 :約200μ秒
※主要性能については、使用周波数により変更になる場合がございます。  

特長

  • 200MHz帯から3GHz帯まで幅広い周波数で対応可能
  • 要求仕様(周波数、可変幅、可変速度、制御方法等)に合わせ、柔軟に対応。
 
  • 手動可変 電源が不要で、手元で任意の周波数に設定できます。
  • 自動可変(モーター制御) 高電力・低ロス・周波数偏移時間:約5秒以内で、任意の周波数に設定できます。
  • 自動可変(電子制御) シリアル通信またはLANにより、遠隔制御で任意の周波数に設定できます。
チューナブルフィルタ