航空機搭載用無線受信フロントエンド
航空機搭載電波探知装置用の機材です。
広帯域受信を可能とするため、各系統の振幅、位相差を極限まで低減した構成となっています。 また航空機搭載用機材に求められる、劣悪な環境にも対応しています。
ブロック概要
実績ブロックの機能
RF入力は2系統。(RF IN 1、2)
リミッタにより大電力から装置を保護。
2系統のレベルの大きさを可変アッテネータで同時に調整することが可能。
2系統の信号を増幅して出力する。(RF OUT 1、2)
2系統の信号を合成して出力する。(RF OUT 3)
主要性能
断りがない限り可変アッテネータ非通過時の特性
受信周波数
- 12~18GHz
2系統間偏差
- 振幅偏差:±1.0dB以内
- 位相偏差:±20deg以内
環境(設計条件)
- 温度: MIL-HDBK-5400 CLASS1に適合。
- 湿度: MIL-HDBK-5400 4.6.2.4項に適合。
- 振動: MIL-HDBK-5400 4.6.2.5項に適合。
- MIL-STD-810F ANNEX C Fig.514.5C-8
- Wo:0.68(m/s2 )2/Hz(0.007G2/Hz)
- 衝撃: MIL-HDBK-5400 4.6.2.6項に適合。
特徴、波形データ等
堅牢広帯域アンプ
2系統間の振幅偏差が小さい。(±1dB以内)
2系統間の位相偏差が小さい。(±20deg以内)
(左)2系統間の振幅偏差、 (右)2系統間の位相偏差