BUSINESS OVERVIEW

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コアテクノロジー

多摩川電子が創業以来こだわり続けてきた技術が高周波無線技術です。高周波無線は、広帯域の周波数を利用するため伝送スピードが速く、データ通信や動画配信に適するという特徴を持っています。

しかし、その一方、高周波であることから繊細で、伝達距離が短いといった短所があり、それを解決するため、増幅やノイズ処理などの専門技術が必要になります。

近年、デジタル通信技術が革新的な進化を遂げ、通信・放送機器のなかでデジタル技術の占める割合が年々増加しています。しかし、デジタル技術のみで通信・放送機器を構成することはできず、アナログ高周波技術が必要不可欠となっています。そのアナログ高周波技術に強みを持つということで、当社は希少な存在として社会に貢献しています。

また、アナログ高周波技術に加え、光伝送、デジタル信号処理やソフトウェア技術、それらを組合せたシステムインテグレーションまで技術領域を日々拡大しています。

展開分野

当社は、高周波無線技術のエキスパート集団として、移動体通信、放送、宇宙・衛星、防災、交通、官公庁と、様々な通信インフラを支えています。
当社の製品は重要なインフラのキーパーツとなるため、高い信頼性も求められます。

モバイル
官公庁
官公庁
放送・中継
放送・中継
交通
交通
防災
防災
宇宙・衛星
宇宙・衛星
モバイル

当社のコア・テクノロジーを駆使した基地局向けのアンテナ共用器や伝送レベル調整用の減衰器、分配器等 最適な通信エリア構築をするためのパッシブコンポーネント中心に製品供給をしております。

通信市場において価格競争の激しい市場ですが、モバイル市場に特化した製品開発や、グローバルな生産対応により高性能、高品質、低価格な製品を実現しております。

官公庁

各種レーダーシステム、シミュレーター関連の高周波部や信号処理部、アンテナ→基地間のIF帯光伝送等システム基幹部分への製品を多数供給するとともに、高信頼性が要求される車載、艦艇、航空機搭載製品の開発や、長期間の保守対応が求められる製品ライフサイクル管理、年々要求が厳しくなる機密情報管理等、マーケット特有のノウハウを多数保有しております。

放送・中継

地上波デジタル放送システムの各種フィルタやシンセサイザにおいては高い国内シェアを有しており、TV放送のデジタル化という国家プロジェクトにも貢献してきました。

また光伝送により放送波を地上から地下へ伝送する再送信システムや、昨今では対応メーカーが少なくなったAM、FM、音声系の装置等、最新技術からレガシー技術まで幅広く対応しております。

交通

列車用業務無線の通信網や高速道路のトンネル内、不感地対策に当社の光伝送技術が採用されております。

また空港内の業務無線やETCシステムにもフィルタ、共用器、増幅器、光伝送技術が広く採用されており、それらをシステムアップした無線システムは年々シェアを拡大しております。

防災

警察無線、消防無線、県防災、市町村防災等、災害時に人々の安全に直結する公共性の高い無線システムにも当社のフィルタ、共用器等パッシブコンポーネントを中心に広く採用されております。

また劇的に変化する気象環境を観測する最新のレーダーシステムにおいても、当社が官公庁向けレーダーで培った技術を生かし、高出力増幅器や周波数変換器等、高周波部の基幹部分を開発しております。

宇宙・衛星

衛星地上局用の周波数変換器やアンテナ→基地間のIF帯光伝送等 従来は海外からの購入製品で構築していたシステムにおいても、『QCDの優れた国内メーカー品を購入したい』とのお客様の声に答え、自社開発製品を供給しております。`

大手メーカーとの信頼関係

長年にわたり大手メーカーのハイレベルなニーズに応えることで構築した信頼関係。

主な取引先

株式会社
エヌ・ティ・ティ・ドコモ
KDDI株式会社
ソフトバンク株式会社
富士通株式会社
日本電気株式会社
株式会社東芝
三菱電機株式会社
株式会社日立国際電気
日本無線株式会社
官公庁 各種研究機関
など(順不同)