Product OutlineSDRモジュールの概要
本製品はあらゆるRFシステムを迅速に構築するためのSDRモジュール(Software Defined Radio・ソフトウェア無線・リコンフィギャラブル無線)です。フロントエンドに高性能RF-ICを搭載し、広い周波数範囲や周波数帯域に対応しています。
またARM(CPU)内蔵のFPGAを搭載しハードロジックによる高速通信処理からARM(CPU)を使用した複雑な処理まで広く対応できます。
インタフェースにPCIE、USB3.0、Ethernetを採用することで、PCと信頼性の高い高速通信を可能としています。
※SDR (Software Defined Radio):ソフトウェア無線モジュール
Why SDR Module ?SDRのメリット
ハードウェア主体の無線モジュールは周波数、通信方式等変更するたびに専用ハードウェアを構築する必要があり、コスト、リードタイム共に大きなネックとなっています。
SDRは共通ハードウェアを準備し、ソフト変更をすることで、あらゆるソリューションに対応できることを基本としているため、試作段階から製品まで用途、シチュエーションに応じ、幅広く柔軟に対応することが可能です。
- 70MHz~6GHzまでの広い周波数範囲、信号帯域幅200kHz~200MHzまでの広帯域に対応しております。
- ARM(CPU)内蔵のFPGAを搭載しております。
- インタフェースにPCIE、USB3.0、Ethernetを採用することで、PCと信頼性の高い高速通信を可能としております。
Features特徴
本製品はあらゆるRFシステムを迅速に構築するためのSDRモジュールです。
ADI社の高性能RF-IC「AD9364」を2個搭載し、広い周波数範囲や周波数帯域に対応しています。またARM(CPU)内蔵のFPGAを搭載しハードロジックによる高速通信処理からARM(CPU)を使用した複雑な処理まで広く対応できます。
インタフェースにPCIEを採用することで、PCと信頼性の高い高速通信を可能です。単品で利用できるようにUSB3.0・ETHERNETも備えています。
Product Spec主な仕様
仕様項目 | |
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搭載RF-IC | ADI社AD9364x2 |
RF周波数 | 70M~6GHz |
送受信帯域幅 | 200k~56MHz |
搭載FPGA | XILINX社 ZYNQシリーズ XC7Z030FFG676 オプションでグレードアップ可能 |
インタフェース | PCIE GEN2 ETHERNET USB3.0 |
電源 | PCIE または外部供給 |
Introduction Example主な導入事例
- 構造計画研究所様 SDR-SAT搭載 詳細はこちら(サイト外リンク)
- 地図、ゲーム、自動運転、ドローン用アプリケーション評価
多CHノイズジェネレータ
AD9172を使った多チャンネル信号生成:
- 最大6ch分の独立したRF信号を同時生成により検証時間短縮に貢献
- 複数chからノイズを発生させることで複雑な検証パターンに対応可能
RFのキャプチャリング&PLAY
RFをスペクトルアナライザとして表示:
- キャプチャした信号をベースバンドデータとしてPC内にリアルタイムで保存
- 保存した信号をRF出力
- 電波監視・電波調査・試験電波生成等に貢献