Product Outline製品概要

アナログ高周波信号を光に変換し伝送する6GHz帯対応の光変換器(光ファイバー無線)です。RF同軸ケーブルに対し、光ファイバーへ置き換えることにより低損失な伝送路を容易に構築する事が可能です。
特徴
- モバイル5G(Sub6)帯もカバーしており、20MHz~6GHzまでの広帯域に対応しております。
- EIA19インチ1Uサイズに最大8台のE/O・O/Eモジュールを搭載することが可能で、省スペースで多chを構成することができます。
- 各モジュールは背面から挿抜できるスロット式になっており、モジュールの増減等任意に構成変更が可能です。
- 単chで使用される場合は光モジュール単体での販売も可能です。
- 本製品をベースモデルとしたカスタム対応が可能なので、新規開発するよりも安価、短納期でお客様のご要望に合わせたご提案をさせていただきます。
- 1本のファイバーで複数の光信号を伝送するWDM(波長多重)や冗長構成にも対応しております。
Why RoF ?RoF(Radio over Fiber)のメリット
アナログRoF(A-RoF)とは無線信号を光信号に強度変調(E/O)し、無線信号の形をした光信号をファイバー伝送する技術です。伝送した光信号は無線信号に変換(O/E)され、元の無線信号をそのまま取り出すことが可能です。この伝送方式は同軸ケーブル伝送に比べ、低損失、長距離伝送、電波干渉無し、また落雷・雑音などを気にする必要がありません。 一般的に普及しているデジタル光コンバータに比べ低遅延であり、周波数BANDを選ばず広帯域に無線信号の伝送が可能です。

Introduction Example用途、市場/使用例/システムイメージ
■用途、市場- 基地局-アンテナ間の無線帯域アナログ伝送
- トンネル・地下街等の不感地帯対策用ブースター
- RF/IF帯伝送用光中継器
使用例: 5G【Sub6 Analog RoF】システム
- 光ファイバーによる無線帯域一括伝送でスモールセルを構築。
- 周波数範囲 700MHz~5GHz
- アンテナ端に共用器を配置しバンド指定など対応可能

Product Spec製品仕様
仕様項目 | |
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RF入力周波数範囲 | 20MHz~6GHz |
RF標準入力レベル | -20dBm |
伝送利得 | +5dB±3dB(光ファイバー スルー時) |
周波数特性 | 4dBp-p以内(常温時) |
NF | 20MHz~1.5GHz:25dB以下(光ファイバースルー時) 1.5GHz~6GHz:30dB以下(光ファイバースルー時) |
IM3 | 60dB以上 (光ファイバー スルー時、RF入力:-20dBm/2波total、1MHz離調) |
光波長 | 1310nm(標準) ※Optionにて1550nmも対応可能 |
コネクタ | RF:SMA-J 光:SC-SPC |
状態監視 | LD ALM:TTL出力(発光レベル=3dBm以下時 異常判定) |
供給電源 | AC100V±10%、80VA以下(ラック供給時) DC+9V 400mA以下(E/O・O/Eモジュール) |
CAPTUREイメージ資料
6GHz対応ラックマウント型光コンバータ OEコンバータ EOコンバータ